DWARFLAB(ドワーフラボ)が、スマート天体望遠鏡の新モデルとみられる「DRACO」のティザーサイトを公開しました。当ブログでもSeestar S30proを愛用している立場として、気になったので分かっている情報・噂されているスペックを整理しておきます。
公式ティザーサイトで分かること
DWARFLABの公式ティザーページ(h5.dwarflab.com/draco2026)には、以下のようなキャッチコピーとともに製品の外観が公開されています。
より大口径。プロフェッショナルレベルのイメージング。画期的な能力、深い探求のために生まれました。
90mm 大口径。より多くの深宇宙の光を捉えましょう。
露出延長。より微細なディテールを表現します。
宇宙探検者のために丹念に仕上げた傑作
現時点でティザーページに明記されているのはこの程度で、具体的な焦点距離やセンサー、価格、発売日は公開されていません。ページ下部では「優先特典」として、発売のいち早い通知(リアルタイム同期)・優先価格・優先発送の3つを受け取れる事前登録が案内されています。
コミュニティによる推定スペック(あくまで推測)
公式発表はまだ「大口径」「プロレベル」といった言葉のみですが、海外の天体観測コミュニティサイトdwarfastro.comが、DWARFLABの研究開発子会社とされるXiaophoton (Wuhan) Technology社が2026年2月に出願した特許(CN121679866A)や、DWARFLABアプリ内に紛れ込んでいた視野角データをもとに、詳細な推定を行っています。以下はその推定値で、あくまで非公式の分析であることに注意してください。
| 項目 | 推定値 | 根拠・信頼度 |
|---|---|---|
| 有効口径 | 約90mm | 特許記載値。公式ティザーの「90mm大口径」の記述とも一致 |
| 焦点距離(望遠側) | 約340mm | 特許Example 1の339.92mmが、アプリ内の視野角(1.87°×1.05°)と誤差0.02度以内で一致 |
| F値 | 約F3.78 | 口径÷焦点距離から算出 |
| イメージセンサー | Sony IMX585(予測) | 視野角・焦点距離の組み合わせから逆算。DWARF3のIMX678より大判・高フルウェル容量 |
| 広角側視野角 | 70.1°×43.2° | アプリ内データ。DWARF3の広角レンズ推定値(44〜60°)を上回り、新設計の広角ユニットの可能性 |
| 光学系 | 折り畳み光学系(フォールデッド) | 特許に「スマホサイズの筐体に収まる折り畳み望遠レンズ」との記載 |
既存モデル(DWARF3)との位置づけ
推定通りだとすると、DRACOはDWARF3(焦点距離150mm・IMX678センサー・望遠視野角2.93°×1.65°)より焦点距離が長く視野が狭い、つまりより高倍率・高解像寄りの設計になります。口径も90mmとなれば、Seestar S30pro(口径30mm)やSeestar S50pro(口径50mm)よりもさらに大口径のモデルとして投入される可能性が高そうです。
所感
Seestar S30proユーザーの立場から見ると、DRACOが推定通り90mmクラスの口径・340mm前後の焦点距離を備えてくるなら、系外銀河や暗い星雲をよりくっきり捉えられる方向の製品だと予想できます。当ブログの実例でも、口径の小さいSeestar S30proは長時間露光を積み重ねることで淡い対象もそれなりに写せますが、大口径化はその手間を減らしてくれる可能性があります。価格・発売時期は未発表なので、続報が出次第また追記したいと思います。
情報源
- DRACO 2026 公式ティザーページ(DWARFLAB)
- DWARFLAB Draco: Reverse Engineering a Rumored Telescope From Six Independent Clues(dwarfastro.com)
- DWARFLAB Draco – Smart Telescopes(Cloudy Nights フォーラム)
