
Takahashi MT-160 / Camera : SV605MC(1インチセンサーカメラ)
上の画像は中古で手に入れたMT-160のファーストライトなのですが、星像が崩れ、オタマジャクシ型のコマ収差に近い症状が見られました。周辺だけに出るならわかるのですが、画面全体に一様にオタマジャクシ型の収差が現れます。
何度光軸調整をしても改善しないので、光軸ズレではなく、主鏡そのものに問題がありそうです。
まず疑ったのは主鏡の締め付けすぎです。主鏡を留めているネジを強く締めすぎると鏡面が歪むことがあるので、翌日ネジを緩めてから夜景を撮り直してみました。

Camera : Sony α6400(中央トリミング)
結果はオタマジャクシ型のまま変化なし。ネジの締めすぎが原因ではなさそうです。
さらにピントを前後にずらして星像がどう変化するかを見てみました。

ピントをずらすと、左方向に伸びる歪みがはっきり見えます。

逆に後ピンにすると、今度は右側に光が集中する箇所が出てきます。
主鏡自体を見た限りでは目立った歪みは確認できませんでしたが、肉眼では分からない程度の微妙な歪みがあるのだろうと思います。
対処
主鏡の側面のネジを緩めてみた
側面のネジはもともと緩めに締めてあったので、これが原因ではなく、主鏡自体が歪んでしまっているようです。これでは対処しようがないですね。
主鏡にマスクをして歪み部分を隠して使う
ピントをずらしたときに主鏡の端のほうで歪みが目立っていたので、口径は小さくなってしまいますが、主鏡の縁をマスクして使う案を試すことにしました。実際に1.5cm幅の厚紙でマスクを作って取り付けてみたところ、やや改善した程度で、星像はオタマジャクシのままでした。
もう一台買いました
結局、もう一台、MT-160をヤフオクで落札しました。今回のMT-160は勉強代だったと思って諦めます。
2代目のMT-160の写真をいくつかアップしてあります。こちらの星像は問題なしでした。